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2017年06月14日

【当店の裏話①】スーツ屋あるある話~ハンガー編~

梅雨入りしましたね。
ただ、梅雨入りしたと同時にいやに晴れるようになったりと、不思議な天気が続いていますね。

本日は、いつもと感じを変えて、服関係の話ではなく、当店の裏側を少しご紹介。
何回かに分けて、スーツ屋あるあるシリーズを。

うちのようなオーダースーツ店もそうですが、
全国どこのアパレル店も共通した悩みがあります。

商品の仕入れ?


お客さんが来ない?


店の清掃?


色々あると思いますが、最たるものは、

『大量のハンガーが出る事』なんですよね笑

先日も同じくアパレル店を経営されている方とそんな話題で盛り上がりました。

ホント、意外とこれらが店のスペースを取るんです。



当店も一番大きいサイズの段ボールに詰めていますが、
すぐいっぱいになっちゃうんですよね。

それも、うちのようにジャケットを扱うところは、ハンガーが大きく、めちゃくちゃかさばります。

ハンガーは、基本的に、仕入れ先や縫製工場から送られてくるときは、そこのハンガーが使われています。
しかし、そのハンガーにはその仕入れ先の会社名がプリントされています。
そのため、お客様にそのまま渡すことができないわけです。

当店も、基本的には、無地の持ち運び用ハンガーに付け替えてお客様にお渡ししています。

そうすると、行き場をなくした、ハンガーが大量の山となるわけです。

一応、送り返せば、引き取ってくれるのですが、かさばる分、送料+段ボール料金がそれなりにかかるんですよね。
かといって、処分するのも自然に優しくないのと、プレスチックと金属が混じっているため、分類も大変なんです。

こうした事情があるため、
個人のアパレル店の方に言えば、ほとんどの方が、無料でハンガーを大量にくれます笑

意外とジャケット用ハンガーとか、値段がするんですよね。
でも、お気に入りのアイテムを長持ちさせるためにも、しっかりとしたハンガーでの保存は不可欠です。
会社名がプリントされていることを気にしないのであれば、重宝する逸品です。

もし、ハンガーが欲しい方がいらっしゃたら、一度、気軽に声をかけてみてはいかがでしょうか?

特に当店は喜んでプレゼント致しますよ。


  


Posted by SATSUKI at 16:47Comments(0)当店の裏話

2017年05月28日

【クールビズコラム②】クールビズをカッコよく過ごすには~シャツの衿編~

いよいよ、最高気温が25度を上回るのが当たり前の季節になってきましたね。

街中を見渡しても、ジャケットなしのノータイスタイルの方が多いように思えます。

さてさて、そんなこんなで、クールビズのシャツをテーマにした第2弾。

前回は、ジャケットがなくてもしっかりカッコよく見えてビジネスでも使いやすい柄をご紹介しました。
ただ、職場によってはシャツは白の無地じゃないといけない!という方もいらっしゃると思います。

そこで、今回は、白の無地シャツをいかに着こなすかをテーマにしたいと思います。

そもそも、白のシャツというのは、元々の起源をたどれば、下着のような扱いのものでした。
その上に、ジャケットやネクタイを締めることによって、成り立つ存在であり、全体の下地となるものですね。
だからこそ、無地の白シャツ単体というのはどうしても、カッコよく見せるには、少々工夫が必要になります。

大前提となるのはジャストサイズのものを着ているということになりますが、
本日主にお伝えしたいのは、『衿の形』です。

まず、ビジネスの基本の衿はいわゆるレギュラーカラーです。
ネクタイを締めた時に、一番Vゾーンが綺麗に見える王道のカラーですね。
しかし、このレギュラーカラーこそがノータイでは天敵なんです。
ネクタイを締めることで綺麗に見せている分、ネクタイを外し、ノータイとなると、なんだか締まらない印象になってしまいがち。

では、ノータイの時でも、違和感なく、締まった印象を与えてくれるのは、主に、下記3つ。



左から順に、

ボタンダウン、ワイドカラー、ホリゾンタルカラー

ですね。

ボタンダウンは、見ての通り、衿の端をボタンで留めるタイプのものです。

ワイドカラーは通常のレギュラーをベースに、より開いたタイプのもの。

ホリゾンタルは、ワイドよりもさらに開いたタイプのもの。

ノータイの時のだらしない印象は、襟がひらつくことにあります。
だからこそ、それを防ぐためのボタンダウンや、
逆にあえてより広げることで爽快な印象を与えるワイドやホリゾンタルが相性がいいわけです。

また、衿の大きさも、通常レギュラーカラーですと8cm幅のものが多いですが、
6-7cmくらいの小さめの衿を選ぶと、こちらもノータイの時は、綺麗にまとまって見えます。

これから夏本番でより、シャツの重要度が増してきますね!
そんな時の参考にしていただければと。




  


Posted by SATSUKI at 14:38Comments(0)ファッション豆知識

2017年05月18日

【今週のオーダーvol7】幅広ストライプ


スーツの注文で柄ごとに、人気を分けたとすると、
一番人気はやはり王道のストライプ柄。

ただ、ストライプ一つとっても、様々な種類があります。
よくビジネスで使われるのは、比較的ストライプ幅が狭いタイプのものですね。

着ている人をシャープな印象にしてくれます。

本日紹介するのは、その逆。
幅が広めのストライプ柄。



こちらは、ネイビー地に、ブラウンストライプとちょっと珍しい組合せ。
茶色×紺のいわゆるアズーロ・エ・マローネというイタリアン男性が好む配色ですね。

ストライプの与える印象として、幅が狭いほど、シャープで爽快な印象に。
幅が広いほど、落ち着いた重厚感を醸し出してくれます。

元々色の組合せも洒落た大人の配色であるため、ネクタイもトラッド柄の千鳥格子。
シャツはシンプルに白でまとめて、まさしくダンディーな仕上がりになりました。

私のような若い人間より、立場ある方にがっちりと着こなしていただくと非常に映えるコーディネートですね。
ご注文誠にありがとうございました。
  


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2017年05月04日

【クールビズコラム①】クールビズをカッコよく過ごすには~シャツの柄編~

いよいよ5月ですね。

ニュースを見ていると早い企業では、既にクールビズだとか。
ただこの時期はまだ朝晩と昼の気温差を大きいですので、ジャケットなしのノータイスタイルではまだまだ肌寒いところですね。
実際は6月からクールビズスタイルの方も増えてくるのではないでしょうか。

さてさて、そんなクールビズですが、個人的には一言物申したいことが。

あまりに美しくないスタイルの方が多いんです!!

シャツとスラックスだけでそんな何かあるの?と思われる方も多いでしょうが、
これが簡単なようで実は意外と難しいのです。

元々、スーツというのは、完成された美があります。
スーツのベースがあり、シャツの下地に、ネクタイで印象付けがしっかり決まっていれば
誰しもがカッコいいと思うようにできています。
もちろんその中でも着こなしによる差は出ますが、一般的にスーツ=カッコいいというイメージはありますよね。

しかし、クールビズというのは、その完成されたスタイルから、ジャケットとネクタイを除き、
シャツ+スラックスのみの飛車角落ち状態で臨まねばなりません。

そのため、カッコよく見せるには特にシャツに一工夫が必要になります。
スーツはカッコいいが、シャツはいい加減という方は日本には結構多く見られます。
だからこそ、今回は、クールビズでカッコよく見せるために取り入れたいシャツの柄についてご紹介していきます。

ただあ、ビジネスであるため、派手なシャツはどうしても難しいという方は多いですね。
そんな方が抑えておくべき定番ストライプ柄を3パターン。



こちらの3つは当店でも非常に注文が多い柄ベスト10には入るものですね。

まずは、ネイビーロンドンストライプ。
ビジネスの定番柄ですね。グレーのスラックスと合わせていただければ知的なビジネスマンを演出できます。

続いて真ん中は白のシャドーストライプ。
職場的に白シャツでないといけないという方に人気の柄ですね。
光が当たると織り柄でストライプが浮き上がってくるスタイルです。非常に上品な印象を与えられます。

最後に、ロンドンストライプ×クレリック仕様。
出来るビジネスマンならば一着は持っているといっても過言ではないスタイルですね。
衿と袖口のみ白にすることで、清潔さを演出してくれます。
ロンドンストライプが元々持っている知性と組み合わせることで非常に好印象を与えてくれます。
ストライプをネイビーの中でもちょっと明るめにしています。
そうすることで非常に春らしい印象になりますね。

いかがでしたでしょうか?
今回は柄について紹介しましたが、まだまだシャツで見ていくべきポイントはありますがそれはまた次回に。


  


Posted by SATSUKI at 14:34Comments(0)ファッション豆知識

2017年04月14日

【スーツコラム③】ブリティッシュトラッド柄~グレンチェック編~


本日のスーツコラムはブリティッシュトラッド柄についてのご紹介。
本日、お客様から、私のジャケットを差し、「いいグレンチェックだね」とお褒めの言葉をいただきました。

ありがたいですね。
こちらのジャケットですね。



でも、厳密にいうと、こちらは、グレンチェックではあるものの、もう少し正式な名前があるんです。
グレンチェックとはこちらのこと。



もう一度、私のジャケット。


一緒じゃない??
と思われるかもしれませんが、よく見ると、ブルーのチェックが重ねてあるのが見られませんか?
こちらのジャケットベースは、グレンチェックであり、その上にブルーのチェックが重ねてある
通称プリンス オブ ウェールズという柄です。

昔、ウェールズの皇太子が好んで着ていたことから由来が来ています。
ちなみに、グレンチェックのグレンとは渓谷とか谷間の意味で、スコットランド地方の谷間の地域で織られたのが名称の由来です。

具体的には、小さな格子が集まって大きな格子を構成した柄を指し、
千鳥格子やごく小さな格子など四種の単位模様を規則的に並べてあります。


そんなとき、じゃあ、これも、それ?との質問が。


こちらは同様にグレンチェックの上に、パープルのチェックが入っています。
こちらは、厳密にいえば、線の色が違うため、プリンス オブ ウェールズの変則といったところでしょうか。


これらの、グレンチェックやプリンスオブウェールズはブリティッシュトラッド柄を語る上で、欠かせない柄の一つですね。
非常にクラシカルで高貴な印象を与えてくれます。
こちらの柄は、非常に深みのあるため、若い方では、その柄に負けてしまいがちです。

私もジャケット単体・パンツ単体では着ますが、
セットアップスーツとしては、まだまだ似合う年齢と経験を経ていないためまだまだですね。

スーツ業界でブリティッシュ回帰が叫ばれる昨今、ぜひ覚えておいていただきたい柄です。
興味がある方はぜひ、当店にお問合せ下さい。

次回は、また別のブリティッシュトラッド柄のご紹介をします。  


Posted by SATSUKI at 16:07Comments(0)ファッション豆知識

2017年04月09日

【スーツコラム②】馬術服とトラッドスタイル


こんにちは、4月に入りだいぶ暖かくなってきましたね!
春の衣替えとなると、どこかお客様が選ばれるアイテムの軽やかな印象のものが多くなってきます。

そんな中、先日、当店としてはほおっておけない柄を着られている方がいらっしゃいましたので、そのご紹介を。
それはこちらのシャツの柄。



こちらの柄はタッターソール。
ただのチェックではなく、ちゃんと、正しい名前があるんですね。

一般的にこのように、白字に二色使いの格子のことを差します。
さらに、厳密にいうと、赤×黒の組合せがより由緒正しい組合せになります。

こんな柄ですね。



元々タッターソールとは、イギリス初の公設馬市場の創設者の名前です。
当時、そのタッターソール家の馬には、この柄のブランケットがかけられており、
その柄を馬関係者がベストに仕立てたことから世に広がるようになりました。

このように、馬術は、元々、ジャケットやベスト、シャツなどを着用することから、馬術発祥のアイテムやディティールというのは現在でも多く残されているんですよね。

他にも、オーダースーツのオプション加工で、ポケットを斜めにすることができます。
このようにですね。



実はこちらも馬術由来なんです。
通称、ハッキングポケットであり、こうして斜めにすれば馬にまたがったときに、物の出し入れがしやすくなるんです。

他にもスーツの生地でいうと、フランネル生地などは馬術でよく使われてたものですね。


このように意外と馬術とトラッドスタイルには深い結びつきがり、それを知った上で着こなすとまた一味違った印象を与えらますね。

冬になったら、フランネル×ハッキングポケット×タッターソールシャツ、それら全体をブリティッシュテイストでまとめた
馬術スタイルで仕立ててみたいものですね。

特に、スーツで自転車に乗りながら通勤される方にお勧めのスタイルです。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

  


Posted by SATSUKI at 17:23Comments(0)ファッション豆知識

2017年04月05日

【今週のオーダーvo6】千鳥格子スーツ



いよいよ4月ですね!
春本番ということで、オーナー水野自身も一つスーツを新調しました。

今回作ったのは、ブラウンの千鳥格子の3Pスーツ。
千鳥格子は別名ハウンドトゥースともよばれ、伝統的なブリティッシュトラッド柄の一つですね。

白と黒の組合せが多いのですが、今回はブラウン生地で作りました。

千鳥格子の3Pで作りましたが、全身千鳥格子だと少し、目がちかちかする感じも受けます。
そのため、3Pで作りましたが、ばらして、ジャケット単体、ベスト単体、スラックス単体で、他のアイテムと組み合わせて使うケースの方が多そうですね!

特に千鳥格子のベストは万能です。
ブラウンなので、ネイビー系スーツに合わせてもらえれば、ばっちりです。

こんな感じ。



目の細かい千鳥格子は、その人の深みを際立たせ、落着きと高級感を醸し出してくれ、
個人的に非常に好きな柄の一つです。

ブリティッシュ回帰、クラシック回帰といわれるいまだからこそ試したい柄ですね!  


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2017年03月25日

【今週のオーダーvol5】バーズアイスーツ


いよいよ、春本番。
この時期はやはり新しくスーツを新調される方が多いですね!

さて、そんな中、柄があまり目立つのは避けたい、
でも、ただの無地も面白くない、

そんな方へのお勧めの生地があります。

それが、今週のオーダーのバーズアイスーツ。



円の中に点が入っている小さな水玉模様を全面にちりばめたような織柄でそれがまるで
「小鳥の目」のようにみえることから「バーズアイ」と よばれています。

こちらのスーツも
遠目に見ると、素材感のあるネイビースーツに。

近付いてみると、こうしたさり気ないバーズアイということがわかる生地になっています。

そのため、上品かつさり気なくオシャレな感じを演出するのに最適ですね!


  


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2017年03月19日

【スーツコラム①】60年代モッズスーツとの出会い


こんにちは。
先日新規のお客様にご来店頂いたのですが、その際に、お客様が着られていたのがなんと、

モッズスーツ!!

実物を着られている方を見たのは私も初めてです。

モッズスーツとは何か?
まずモッズとは、1950-60年代に若者の間で流行したイギリスのファッションや音楽などの文化のことです。
そして、その時流行ったスーツのスタイルをモッズスーツと呼びます。
細身のVゾーンが狭い3つボタンスーツ。

ビートルズをはじめとする当時のイギリスのミュージシャンが着て、一躍ブームとなったものです。




四つボタンや、丸首衿なしなんてのも見られましたね。





今でも、当時の音楽性を好むミュージシャンはモッズスーツを着ていたりします。



ちょっと前では、ヘアワックスのCMでも使われていましたね。


細かな仕様でいけば、いくつか個性を出すポイントがあります。

まず、ボタンはくるみ釦の場合が多いですね。スーツ地をそのままボタンにも使うものです。
胸ポケットにフラップをつけたりと、
腰ポケットも斜めのハッキングポケットにしたりとポケットに特徴を出すケースも多いです。

あとは、上衿や胸ポケット、腰ポケット、くるみ釦の生地を黒などの共通の生地で別のものに変えて
アクセントを出すものも見られますね。

この当時というともう60年近くが経とうとしています。
しかし、今、見ると逆に新鮮で、お洒落ですね。

ビジネス用には向きませんが、確かに、個性派の方にはたまらない逸品ですね。
今でもミュージシャンの方などが愛しているのがよくわかります。

個人的に今度、仕立ててみようと思いました。
  


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2017年03月12日

【カラフルジャケパンライフvol2】ラベンダーカラージャケット②

本日は、オーナーのジャケパンコーデを紹介していくコーナー。

カラフルジャケパンライフです。

前回のラベンダーカラージャケットの別の着回しを2つほどご紹介させてもらいます。

■ドミナントカラー配色での組合せ
SATSUKITAILOR 岐阜 ラベンダージャケット

ジャケット:ラベンダーカラー無地
シャツ:パープルギンガムチェック
ベスト:ピンク
パンツ:ワインレッド
靴:バーガンディ
チーフ:ピンク

こちらは、完全に、ラベンダー~紫にかけての同系色のみの色相で合わせました。
ブーツはややブラウンよりですが、そこはご容赦を。

■シャーベットトーン配色での組合せ
SATSUKITAILOR 岐阜 ラベンダージャケット

ジャケット:ラベンダーカラー無地
シャツ:水色ギンガムチェック
ベスト:ピンク
パンツ:白のコットンパンツ
靴:ホワイトローファー
チーフ:ピンク

上とは反対に、こちらは、トーンを淡いもので統一しました。
1960年代に流行していたシャーベットトーンというやつです。

上と比べるとかなり、ソフトな印象になりましたね。


前回と今回の2枚を見ていても、
ラベンダーカラーのポイントは、淡い感じでまとめるか、同系色でまとめるのがポイントです。

補色でメリハリをつけるのもチャレンジしてみたのですが、ここにあげられるようなものは仕上がらず。。。
非常に難易度が高かったですね、レベルを上げていつか挑戦したいと思います。


ここ2回はラベンダーカラーで淡いタイプのものでしたが、次回はモスグリーンの渋い色味のコーデでご紹介しようと思います。

こうご期待下さい!